東京から新潟へ、スキーやスノボ、帰省や旅行で関越自動車道を利用する方は多いでしょう。「高速道路のガソリンスタンドって、どこにあるんだっけ?」「次の給油所まで、まだ大丈夫かな…」そんな不安を感じたことはありませんか?

特に、長い関越トンネルを抜け、雪深い山間部を走るこのルートでは、ガソリンの残量に対する不安が、運転のストレスに直結します。燃料計のランプが点灯してから慌てて探すのでは、せっかくのドライブも楽しめません。

この記事では、関越道のガソリンスタンドがあるサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)を一覧でご紹介するだけでなく、どのタイミングで給油するのが最も賢い選択なのか、具体的な走行シーンを想定しながら、安心して走り切るための「給油戦略」を徹底的に解説していきます。

関越道のガソリンスタンド設置SA・PA【完全マップ】

まずは、関越自動車道にあるガソリンスタンド(GS)の全体像を把握しておきましょう。東京から新潟方面へ向かう「下り線」と、新潟から東京へ向かう「上り線」では、GSが設置されているSA・PAが異なります。事前にこのマップを頭に入れておくだけで、心の余裕が大きく変わります。

下り線(東京→新潟方面)の給油ポイント

東京を出発して新潟方面へ向かうルートです。特に、関越トンネル手前の赤城高原SAを逃すと、次の給油ポイントである越後川口SAまで約90kmもの距離があります。この区間は山道で燃費も悪化しやすいため、計画的な給油が不可欠です。

SA・PA名起点からの距離次のGSまでの距離GSブランド営業時間
高坂SA40.3km約36kmENEOS24時間
上里SA76.4km約41kmENEOS24時間
赤城高原SA117.2km約90km出光(apollostation)24時間
越後川口SA206.9km約87kmENEOS24時間
黒埼PA293.4kmENEOS24時間

上り線(新潟→東京方面)の給油ポイント

新潟から東京へ戻るルートです。こちらも同様に、関越トンネル手前の塩沢石打SAが重要な給油ポイントになります。ここを過ぎると、次の赤城高原SAまでは約65km。特にウインタースポーツの帰り道は疲労も溜まりがちなので、早めの給油を心がけましょう。

SA・PA名起点からの距離次のGSまでの距離GSブランド営業時間
黒埼PA293.4km約30kmENEOS24時間
大積PA263.1km約80kmENEOS7:00-22:00
塩沢石打SA183.1km約65kmENEOS24時間
赤城高原SA118.0km約41km出光(apollostation)24時間
上里SA77.2km約36kmENEOS24時間
高坂SA41.1kmENEOS24時間

※起点からの距離は練馬ICを基準としています。

※上記の情報は2024年5月時点のものです。お出かけの際は、NEXCO東日本の公式サイト「ドラぷら」で最新情報をご確認ください。

なぜ関越道では「計画的な給油」が重要なのか?

「ガソリンスタンドなんて、どこにでもあるでしょ?」と軽く考えていると、思わぬトラブルに見舞われるのが関越道の怖いところです。ここでは、なぜこの路線で計画的な給油が必須なのか、その理由を3つのポイントから深掘りします。

ポイント①:長いトンネルと険しい山間部区間

関越道の最大の難所といえば、群馬県と新潟県の県境を貫く関越トンネル(約11km)です。このトンネルを挟んだ水上ICから湯沢ICの間は、SA・PAの間隔が非常に長くなっています。

アップダウンが続く山岳地帯では、平坦な道と比べてエンジンの負荷が大きくなり、燃費も自然と悪化します。もし、この区間でガス欠になってしまうと、トンネル内やカーブの多い山道で停車せざるを得なくなり、非常に危険な状況に陥ります。後続車からの追突事故を誘発する可能性も高く、絶対に避けなければなりません。ただの燃料切れでは済まされない事態になりかねないのです。

ポイント②:冬の豪雪地帯と立ち往生リスク

関越道は、日本でも有数の豪雪地帯を通過します。冬場は、突然の大雪による渋滞や通行止めが頻繁に発生し、何時間も車内で身動きが取れなくなるケースも珍しくありません。

そんな時、命綱となるのが車の暖房です。しかし、暖房を使い続けるには、当然ながらエンジンをかけ続ける必要があり、ガソリンを大量に消費します。燃料に余裕がない状態で立ち往生に巻き込まれれば、寒さで命の危険に晒されることにもなりかねません。冬の関越道を利用する際は、「走るための燃料」だけでなく、「生き延びるための燃料」を確保しておくという意識が何よりも大切です。万が一の事態に備え、【関越道】冬の雪道で立ち往生したら?緊急時のJAFの呼び方と、避難所として役立つ大型SAの活用法も一度読んでおくと安心です。

ポイント③:深夜・早朝の営業時間と大型車の動向

関越道は首都圏と日本海側を結ぶ物流の大動脈でもあり、深夜から早朝にかけては多くの長距離トラックが走行しています。彼らにとってSA・PAは、給油だけでなく仮眠や休憩を取るための重要な拠点です。

GSが併設された大規模なSAは、深夜でも煌々と明かりが灯り、食事処が営業していることもあります。例えば、24時間営業の大盛り食堂があるSAなどは、まさにドライバーたちのオアシスです。しかし、一方で、表を見てわかる通り、上り線の「大積PA」のように24時間営業ではないGSも存在します。深夜に走行する予定がある場合は、必ず24時間営業のGSを事前にチェックしておく必要があります。また、大規模SAのGSは深夜に大型トラックで混み合うこともあるため、時間に余裕を持った行動が求められます。

【下り線】東京→新潟方面のおすすめ給油タイミング

それでは、具体的にどのSAで給油するのがベストなのでしょうか。あなたの運転スタイルや同乗者、車の燃費に合わせて、4つのシナリオを提案します。

シナリオ①:「念のため早めに」派なら高坂SA

都内や埼玉近郊から高速に乗り、「とりあえず早めに満タンにしておきたい」という心配性な方におすすめなのが高坂SAです。練馬ICから約40kmと、走り始めてすぐの場所にありますが、ここで一度満タンにしておけば、新潟までの道のりでガソリンの心配をする必要はほぼなくなります。

精神的な安心感は何物にも代えがたいもの。特に高速道路の運転に慣れていない初心者ドライバーの方や、小さなお子様連れでこまめに休憩を取りたい方には最適の選択肢です。ただし、首都圏から最初の本格的なSAということもあり、週末の午前中などは非常に混雑します。GSも時間帯によっては数台待ちになることを覚悟しておきましょう。給油のついでに、広々とした施設で最初の休憩を取るにはもってこいの場所です。

シナリオ②:バランス重視の「中間ポイント」なら上里SA

「ある程度走ってから給油したい」「効率よく休憩も済ませたい」という、バランスを重視する方には上里SAがおすすめです。練馬ICから約76km、関越道のちょうど良い中間地点に位置しており、多くのドライバーが給油と休憩のポイントとして利用します。

ここが便利なのは、スマートICが併設されている点。周辺には「ららん藤岡」などの施設もあり、一度高速を降りて楽しむことも可能です。施設も充実しており、食事やショッピングの選択肢も豊富。ただし、定番の休憩ポイントであるため、高坂SA同様に混雑は必至です。ここを逃すと、次は山越え手前の赤城高原SAまで約41km。ガソリンメーターが半分を切り始めているなら、迷わず上里SAで給油しておくのが賢明な判断と言えるでしょう。

シナリオ③:「山越え前の最終防衛ライン」赤城高原SA

関越道下り線における、最も重要な給油ポイントがここ、赤城高原SAです。練馬ICから約117km、この先には関越トンネルという最大の難所が控えています。このSAを逃すと、次のGSがある越後川口SAまでは、なんと約90kmも離れています。

特にスキーやスノーボードで湯沢・苗場方面へ向かう方は、ここで満タンにしておくのが鉄則です。雪道での渋滞や、目的地周辺にGSがないケースも想定し、必ずここで燃料を確保してください。「まだ大丈夫だろう」という安易な判断が、後で大きな後悔につながる可能性があります。ここはまさに「最終防衛ライン」。谷川岳を望む絶景スポットでもあるので、給油だけでなく、景色を楽しみながら一息つくのもおすすめです。ドライブデートなら、【関越自動車道】赤城高原SAの絶景テラスと限定スイーツ!インスタ映え必至のデート向け休憩スポットで紹介されているような楽しみ方もできます。

シナリオ④:新潟県に入ってからなら越後川口SA

関越トンネルを無事に越え、新潟県に入ってから給油したい場合は越後川口SAが選択肢となります。赤城高原SAから約90km走り切った場所にあります。長岡市や柏崎市方面へ向かう場合など、目的地が近いドライバーにとっては便利な給油ポイントです。

トンネルを抜けた安堵感から、つい給油を後回しにしがちですが、長時間の運転で疲労が溜まっていることも多いはず。最後の休憩を兼ねて、ここで給油とドライバー交代をするのも良いでしょう。ただし、赤城高原SAからここまで無給油で走り続けるのは、燃費の悪い車や、渋滞に巻き込まれた場合にはリスクが伴います。あくまで「計画的にここまで走る」という意識がある場合にのみ、選択すべきプランと言えます。

【上り線】新潟→東京方面で注意すべき給油ポイント

楽しい旅の帰り道。疲労が蓄積する上り線では、特にガソリン残量への注意が散漫になりがちです。帰り道こそ、計画的な給油で安全に走り切りましょう。

シナリオ①:新潟出発直後の安心補給なら大積PA

新潟市内や長岡市周辺から関越道に乗ってすぐ、早めに給油を済ませておきたい場合に便利なのが大積PAです。ここはSAではなくPAに併設された小規模なGSで、営業時間が7時から22時までと限られている点に注意が必要です。

深夜や早朝に出発する方は利用できませんが、日中の移動であれば、出発してすぐに満タンにしておける安心感があります。大規模SAのような混雑も比較的少ないため、サッと給油だけ済ませて先を急ぎたいドライバーにはうってつけの場所です。PAなので施設は小規模ですが、逆に静かで落ち着いて休憩できるというメリットもあります。

シナリオ②:関越トンネル前の最終チェックポイントは塩沢石打SA

上り線における「山越え前の最終防衛ライン」が、この塩沢石打SAです。下り線の赤城高原SAと同じくらい、非常に重要な給油ポイントとなります。ここを逃すと、関越トンネルと長い山道を越えた先の赤城高原SAまで、約65kmもGSはありません。

特に、湯沢周辺のスキー場からの帰り道では、多くの車がこのSAを利用します。夕方のUターンラッシュの時間帯には、SAに入るための渋滞や、GSのレーン待ちが発生することも珍しくありません。時間に余裕を持って立ち寄ることを強く推奨します。スキー帰りの疲れた体を癒すために、【関越道】越後湯沢IC周辺でスキー・スノボ帰りに立ち寄りたい!日帰り温泉併設のSA・PAとおすすめ入浴施設のような場所でリフレッシュする計画を立てるなら、なおさらここで燃料を満タンにしておくと、その後の行程がスムーズになります。

シナリオ③:首都圏の渋滞に備えるなら上里SA・高坂SA

関越トンネルを越え、群馬県の平野部まで来れば、精神的にはかなり楽になります。赤城高原SAや上里SAは、首都圏の渋滞に突入する前の最後の砦として機能します。

特に週末の夕方以降は、花園IC付近を先頭に激しい渋滞が発生することが多く、ノロノロ運転は予想以上にガソリンを消費します。「渋滞にはまる前に満タンにしておこう」と考えるなら、上里SAがベストタイミングです。もし上里SAが混雑していれば、その先の高坂SAでも構いません。どちらかで給油と最後のトイレ休憩を済ませ、万全の態勢で首都圏の渋滞に臨むのが、スマートなドライバーの選択です。

ガソリンスタンド併設SA・PAの賢い使い方

給油は単なる燃料補給の時間ではありません。大規模なSA・PAに併設されていることが多いGSを、もっと賢く、効率的に活用するコツをご紹介します。

混雑を避けるための「時間帯」と「レーン選び」

多くの人が休憩する時間帯、例えば土日の午前10時〜12時(下り)や、日曜の午後3時〜6時(上り)は、GSも混雑しがちです。可能であれば、少し時間をずらすだけでスムーズに給油できることがあります。

関越道での計画的な給油で新潟までのドライブを万全に

東京から新潟方面へ関越自動車道を利用する際、ガソリンスタンドが設置されているサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)は限られているため、事前の給油計画が非常に重要です。下り線では「高坂SA」「上里SA」「赤城高原SA」「越後川口SA」の4箇所が主な給油ポイントとなります。

特に注意すべきは、群馬県の赤城高原SAを通過した後の区間です。ここを過ぎると、次の給油施設がある新潟県の越後川口SAまでは約130kmもの長距離にわたりガソリンスタンドが存在しません。この区間は山間部を走行するため、勾配やカーブが多く燃費が悪化しやすい上に、冬季は積雪による渋滞で予期せぬ燃料消費も起こり得ます。

ガス欠というトラブルを避けるため、出発時に満タンにしておくだけでなく、燃料計の残量が半分程度になったら迷わず給油することを強く推奨します。各SAのガソリンスタンドが24時間営業かどうかも事前に確認しておくと、深夜や早朝の移動でも安心です。これらのポイントを押さえ、余裕を持った給油計画を立てることで、安全で快適なドライブをお楽しみください。

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