【東名高速】富士山が最も綺麗に見える穴場PAは?写真撮影に最適な展望台と立ち寄り時間帯
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東京から名古屋方面へと伸びる大動脈、東名高速道路。このルートを走る際の最大の楽しみといえば、車窓から雄大にそびえ立つ富士山の姿を眺めることではないでしょうか。晴れた日に富士山が見えると、長距離ドライブの疲れも吹き飛び、車内が一気に盛り上がります。
しかし、「走りながらではなく、車を停めてゆっくり富士山の写真を撮りたい」と思った時、どのサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に立ち寄れば最高の1枚が撮れるのか、意外と知られていません。今回は、東名高速道路を熟知する筆者が、富士山が最も綺麗に見えるおすすめの穴場PAと、最高の一枚を撮影するための最適な時間帯について詳しく解説します。
走行中ではなくPAから富士山を撮影すべき理由
助手席からスマートフォンで、走行中の窓越しに富士山を撮影した経験がある方も多いでしょう。しかし、本気で綺麗な富士山の写真を残したい、あるいは富士山をバックに家族や愛車の記念写真を撮りたいのであれば、絶対にPAやSAに立ち寄って撮影することをおすすめします。
安全性と構図の自由度が圧倒的に高い
走行中の車内からの撮影は、どんなに注意してもブレが生じやすく、手前の電柱や防音壁、他の車両などが画角に入り込んでしまいがちです。また、ドライバーが景色に気を取られることは大変危険であり、助手席の人が身を乗り出して撮影するのも安全とは言えません。
- 足場が安定しているため、ブレのない鮮明な写真が撮れる
- 電線や看板などの邪魔な障害物を避けた完璧な構図が作れる
- 三脚を使用したり、ズーム機能を落ち着いて調整できる
PAやSAの展望台やビュースポットとして整備されている場所は、そもそも「富士山が綺麗に見える角度」を計算して作られていることが多く、手前に視界を遮る人工物が少ないのが特徴です。車を安全な場所に停め、深呼吸して新鮮な空気を吸いながらファインダーを覗き込むことで、後から見返しても感動できる美しい写真を残すことができます。
愛車や家族との記念撮影が落ち着いてできる
富士山単体の写真も美しいですが、せっかくのドライブ旅行であれば「雄大な富士山を背景に、ピカピカに磨いた愛車」や「富士山をバックに笑顔の家族」という、思い出に残る記念写真を撮りたいものです。これは当然ながら、車から降りて安全なスペースを確保しなければ不可能な撮影です。
【ポイント】
ビュースポットのあるPAでは、富士山と愛車を一緒にフレームに収めやすい駐車位置が存在します。混雑時を避ければ、まるで車のカタログのようなカッコいい写真を撮ることも夢ではありません。
後ほど紹介するような穴場のPAであれば、大型のSAに比べて人が少なく、他の利用客の映り込みを気にせずに納得のいくまで撮影を楽しむことができます。お気に入りのポーズで自撮りをしたり、子供たちが富士山を指さす可愛らしい後ろ姿を撮影したりと、自由な構図で旅の思い出を記録しましょう。
富士山の絶景が広がる東名高速のおすすめ穴場PA
東名高速道路には、富士山を望めるSA・PAがいくつか存在しますが、その中でも「写真撮影」という目的に特化した場合に、絶対に立ち寄るべきおすすめの絶景スポットを厳選してご紹介します。
由比PA(上り・下り):駿河湾と富士山の最強コラボ
東名高速道路の中で、海と富士山を同時に画面に収めることができる奇跡のようなロケーションを誇るのが、静岡県にある由比(ゆい)パーキングエリアです。海沿いの狭いスペースに作られたコンパクトなPAですが、その景観の美しさは東名高速随一と言っても過言ではありません。
下り線からは、目の前に広がる青い駿河湾の向こうに、雄大な富士山がそびえ立つ姿を見ることができます。手前には打ち寄せる白い波、そして奥には雪化粧をした富士山という、まるで浮世絵のような美しい日本の風景をカメラに収めることができます。
【おすすめ】
由比PAの展望スペースには、海に向かってせり出すようなデッキが設置されている場所があり、手すり越しに撮影すれば障害物のないクリアな絶景写真が撮れます。
上り線からも同様に素晴らしい景色が楽しめますが、駐車スペースが非常に限られており、休日には入庫待ちが発生することもあります。トイレと自販機程度の最小限の設備しかない「穴場」だからこそ、純粋に景色と写真撮影を楽しむために立ち寄る価値のある特別なPAです。
富士川SA(上り):大観覧車と富士山の贅沢な構図
パーキングエリアではありませんが、写真撮影スポットとして絶対に外せないのが富士川サービスエリア(上り)です。「道の駅 富士川楽座」が併設されており、施設全体から大迫力の富士山を間近に仰ぎ見ることができます。
ここの最大の特徴は、SA内に設置された大観覧車「Fuji Sky View」です。地上から富士山を撮影するのも素晴らしいですが、この観覧車のゴンドラの中から撮影すれば、普段とは全く異なる高い視点からのダイナミックな富士山の姿を捉えることができます。
- 展望テラスから、裾野まで広がる富士山の全景を撮影する
- 大観覧車の中から、空から見下ろすようなアングルで撮影する
- 夜間はライトアップされた観覧車と富士山のシルエットを狙う
観覧車のスケルトンゴンドラに乗れば、足元から広がる景色にスリルを味わいながら、360度のパノラマ撮影が楽しめます。また、SAの敷地が非常に広いため、少し歩き回って自分だけの「富士山と愛車」が重なるベストアングルを探すのも楽しい過ごし方です。
足柄SA(上り・下り):圧倒的な近さと迫力
東京方面から向かって富士山に最も接近するエリアにあるのが、足柄(あしがら)サービスエリアです。富士山の東麓に位置しているため、他のエリアから見る富士山とは少し形が異なり、荒々しく力強い山肌のディテールまでくっきりと肉眼で確認できる圧倒的な近さが魅力です。
【注意点】
富士山に非常に近いため、少しでも雲がかかると頂上が完全に隠れてしまうというリスクもあります。天気予報やライブカメラで山頂の状況を確認してから立ち寄るのが確実です。
足柄SAには上下線ともに富士山を望む展望台が整備されており、「富士山ビュースポット」として看板も出ているため撮影場所に迷うことはありません。スマートフォンの広角レンズを使えば、広大な空と目前に迫る巨大な富士山を大迫力で収めることができます。望遠レンズをお持ちであれば、山肌の残雪や宝永火口の窪みまで鮮明に切り取る本格的な山岳写真の撮影も可能です。
最高の一枚を撮るための「最適な時間帯と条件」
絶好のロケーションにあるPAに立ち寄ったとしても、時間帯や天候の条件が悪ければ、富士山の美しい姿を写真に収めることはできません。最後に、プロのカメラマンも意識している、富士山撮影に最適な条件とタイミングについて解説します。
空気のアウトラインが際立つ「早朝」がベスト
富士山を最もくっきりと鮮明に撮影したいのであれば、圧倒的に「早朝」の時間帯が有利です。特に秋から冬にかけての空気が冷たく澄み切った日の午前中は、大気中の水蒸気やチリが少なく、富士山の輪郭が刃物で切り取ったようにシャープに浮かび上がります。
【メリット】
早朝の時間帯はPA自体も混雑していないため、好みの駐車位置を選びやすく、他人の映り込みを気にせずベストポジションで撮影に集中できます。
逆に、日中から午後にかけては、気温の上昇とともに空気中の水蒸気が増え、遠景が白く霞んでしまう(春霞のような状態)ことが多くなります。たとえ快晴の空であっても、「肉眼ではうっすら見えるのに、写真に撮ると空と同化して白飛びしてしまう」という現象が起きやすくなります。本気で撮影を狙うなら、日の出から午前9時頃までにビュースポットに到着するスケジュールを組みましょう。
「順光」と「逆光」を意識して立体感を引き出す
写真を撮る際、太陽の光がどちらから当たっているか(光の向き)を意識するだけで、写真の仕上がりは劇的に変わります。被写体である富士山に対して、カメラの後ろから太陽光が当たっている状態を「順光」、カメラの正面に太陽がある状態を「逆光」と呼びます。
青い空と白い雪のコントラストを美しく、ポスターのように色鮮やかに撮りたい場合は、太陽が高く昇り、富士山にしっかり光が当たる「順光」の時間帯が適しています。由比PA(下り)などで海の色を真っ青に出したい場合は、この順光のタイミングを狙うのがセオリーです。
【注意点】
夕方の時間帯は、富士山の背後に太陽が沈む「逆光」になるエリアが多くなります。逆光では富士山は真っ黒なシルエット(影)として写るため、風景のディテールを写したい場合には不向きです。
しかし、あえて夕暮れ時の逆光を狙い、オレンジ色に染まる空を背景に、富士山の美しい稜線を黒いシルエットとしてドラマチックに浮かび上がらせる手法もあります。自分がどのような雰囲気の富士山を撮りたいかに合わせて、立ち寄る時間帯を逆算してドライブ計画を立ててみてください。
まとめ
東名高速道路のドライブを彩る最大のハイライトである「富士山」の絶景。走りながらの景色も良いですが、最適なPAに立ち寄り、車を降りてファインダー越しに富士山と向き合う時間は、ドライブの質を一段引き上げてくれます。
- 安全と完璧な構図を確保するため、走行中ではなくPAの展望スポットで撮影する
- 海とのコラボなら「由比PA」、迫力と観覧車なら「富士川SA」、近さなら「足柄SA」を選ぶ
- 空気が澄んで輪郭がくっきり出る「早朝(午前中)」の時間帯を狙う
- 撮りたい写真のイメージに合わせて、順光(鮮やか)と逆光(シルエット)を意識する
事前の天気チェックを怠らず、最適な時間帯にこれらの絶景PAに立ち寄ることができれば、スマートフォンで撮影した写真であっても、額縁に飾って自慢したくなるような最高の一枚が撮れるはずです。次回の東名高速ドライブでは、ぜひ「富士山撮影」を旅のメインイベントの一つに加えてみてください。
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