東京都心から山梨県、長野県を経て中京圏へと至る中央自動車道(中央道)は、日本の屋根と呼ばれる日本アルプスや富士山など、雄大な山岳風景の中を走り抜ける非常に景観の美しい高速道路です。

特に山梨県から長野県にかけての区間は、ドライブの車窓からダイナミックな富士山の姿を拝むことができ、多くの旅行者や写真愛好家を魅了してやみません。そして、その絶景を安全に、かつ特等席でゆったりと眺めることができるのが、沿線に点在する絶景のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)です。

本記事では、中央道を利用するドライブ旅行者に向けて、カメラ片手に絶対に立ち寄るべき、富士山や湖のパノラマビューが楽しめるおすすめの絶景SA・PAを厳選してご紹介します。

中央道のSA・PAが「絶景の宝庫」である理由

中央道は、日本の高速道路の中でも有数の「標高の高さ」を誇る路線です。周囲を高い山々に囲まれ、渓谷を縫うように走るルートは、他の平坦な高速道路では決して味わえないダイナミックな景観の連続です。

この特殊な地理的条件が、中央道のSA・PAを特別な「絶景の宝庫」へと昇華させています。ここでは、なぜ中央道の休憩施設からこれほどまでに美しい景色が望めるのか、その理由と魅力について詳しく解説します。

日本のシンボル「富士山」を様々な角度から望む

中央道ドライブの最大のハイライトといえば、やはり「富士山」です。東京方面から山梨県へと車を進めるにつれて、その雄大な姿が少しずつ大きくなっていく様子は、何度見ても感動を覚えるものです。中央道沿線のSA・PAは、この富士山を最も美しく眺められるように計算されて展望台やテラスが設計されている施設が少なくありません。

SA・PAごとに富士山の見え方は大きく異なり、裾野までなだらかに広がる全景を見渡せる場所もあれば、山頂部分だけが山々の間から顔を覗かせる場所もあります。季節や時間帯によっても全く違う表情を見せてくれるため、複数のSA・PAに立ち寄りながら、自分のお気に入りの「富士山の見え方」を探すという楽しみ方ができるのが、中央道ならではの贅沢です。

標高が高いからこそ見られる澄んだ空気と星空

中央道は、最も高い地点(最高地点)で標高1,015m(中央道原PA付近)にも達します。これほど標高が高い場所にあるSA・PAは、平地に比べて空気が非常に澄んでおり、遠くの景色まではっきりと見渡すことができるという大きなメリットがあります。

日中の景色が素晴らしいのはもちろんですが、空気が澄んでいることで「夜空」の美しさも格別です。都市部の光害が届かない山間部の施設では、夜になると息を呑むような満天の星が広がります。長距離ドライブの途中に車から降りて、キリッと冷えた空気の中で星空を見上げる時間は、運転の疲れを癒やす最高のスパイスになります。絶景テラスがあるサービスエリア特集!富士山や海が見える休憩スポットの記事でも紹介されているように、昼夜を問わず絶景を楽しめるのが中央道の強みです。

カメラ必須!富士山と湖が美しいSA・PA厳選

数ある中央道の施設の中から、特に「富士山の眺望」と「周囲の自然とのコントラスト」が美しい、絶対に写真に収めたくなる絶景のSA・PAを厳選しました。

スマートフォンはもちろん、一眼レフカメラを持っている方は必ず手元に準備してから立ち寄りたい、とっておきのビュースポットをご紹介します。

双葉SA(上下線):富士山と甲府盆地の大パノラマ

山梨県甲斐市にある双葉SAは、中央道屈指の絶景スポットとして不動の人気を誇ります。このSAの最大の目玉は、敷地内に設置された専用の「展望塔」です。階段を登って展望塔の頂上に出ると、遮るものが何もない360度の大パノラマが広がります。

南側には日本のシンボルである堂々たる富士山がそびえ立ち、その手前には広大な甲府盆地の街並みが広がっています。特に空気が澄んだ冬の晴れた日や、空がオレンジ色に染まる夕暮れ時は、まさに絶好のシャッターチャンスです。下り線の敷地内にはハーブガーデンも併設されており、季節の花々と富士山を一緒にフレームに収めるという、絵葉書のように美しい写真を撮影することも可能です。

諏訪湖SA(上下線):眼下に広がる諏訪湖の絶景と温泉

長野県にある諏訪湖SAは、その名の通り「諏訪湖」の美しい景色を眼下に見下ろすことができる最高のロケーションを誇ります。小高い丘の上に建っているため、広大な湖面と、それを囲むように広がる諏訪の街並み、そして遠くの山々までを見渡すことができます。

ここでの絶景の楽しみ方は景色だけではありません。なんと上下線ともに、施設内に全国的にも珍しい「ハイウェイ温泉(日帰り入浴施設)」が併設されているのです。大きな窓が設けられたお風呂に浸かりながら、眼下に広がる諏訪湖の絶景を眺めるという体験は、まさに至福の一言です。夕暮れ時に街の灯りがポツポツと点き始めるロマンチックな時間帯に入浴し、心身ともに癒やされる極上のリフレッシュタイムを過ごすことができます。

絶景を120%楽しむための撮影テクニック

素晴らしい絶景を目の前にしたら、やはり誰もが「綺麗な写真として残したい」と思うはずです。スマートフォンのカメラでも十分に美しい写真は撮れますが、ほんの少しの工夫と知識があるだけで、写真の仕上がりは劇的に向上します。

中央道のSA・PAで、富士山や湖の絶景をより魅力的に撮影するための簡単なテクニックと、ベストな撮影タイミングについて解説します。

富士山の撮影は「午前中」の早い時間がベスト

富士山を綺麗に撮影したいのであれば、時間帯の選択が最も重要です。ズバリ、ベストな撮影タイミングは「午前中」、それもできるだけ早い時間帯(朝7時〜10時頃)です。

山の天気は変わりやすく、特に気温が上がる午後になると、水蒸気が発生して富士山の周囲に雲が湧きやすくなります。せっかく絶景スポットに到着したのに、富士山が雲にすっぽりと隠れてしまっていた…という悲しい事態を防ぐためには、まだ空気が冷たく乾燥している午前中のうちに勝負をかけるのが鉄則です。ドライブのスケジュールを組む際は、富士山が見えるSA・PAには午前中に到着できるように逆算して出発時間を調整しましょう。

前景に「木や花」を入れて奥行きのある構図を作る

ただ富士山だけを画面の真ん中にドーンと配置する「日の丸構図」も迫力がありますが、少し工夫して「前景」を取り入れると、写真に奥行きと季節感が生まれてより魅力的な一枚になります。

SA・PAの展望エリアには、植え込みの木々や季節の花壇、あるいは特徴的なモニュメントなどが設置されていることがよくあります。これらをカメラのフレームの手前側(前景)に配置し、その奥に富士山や湖が写るようにアングルを調整してみてください。春であれば桜の枝越しに、秋であれば紅葉した葉越しに富士山を撮影することで、その時その場所でしか撮れない、プロ顔負けのドラマチックな風景写真に仕上げることができます。

絶景を眺めながら味わうご当地グルメ

美しい景色を目で楽しんだ後は、美味しい「ご当地グルメ」で舌も満たしましょう。中央道のSA・PAには、山梨や長野の豊かな自然が育んだ名物グルメが数多く揃っています。

絶景のテラス席や展望レストランで、景色をスパイスにして味わいたいおすすめの絶品グルメをご紹介します。

山梨名物「ほうとう」で心も体も温まる

山梨県エリアのSA・PAを訪れたら絶対に外せないのが、郷土料理の代表格である「ほうとう」です。平打ちの太い麺を、カボチャや季節の野菜と一緒にたっぷりの味噌仕立ての汁で煮込んだほうとうは、長時間の運転で疲れた体と冷えたお腹を芯から優しく温めてくれます。

多くのレストランでは、熱々の鉄鍋で提供されるため、最後まで冷めることなく美味しくいただくことができます。特に冬の寒い時期、窓越しに雪化粧をした富士山を眺めながら、フーフーと息を吹きかけて熱々のほうとうをすする時間は、山梨ドライブの最高の思い出になるはずです。中央自動車道の人気SA・PAランキング!絶景富士山と名物グルメの記事でも、ほうとうの美味しい施設が紹介されているので参考にしてみてください。

長野エリアで味わう「信州そば」と「おやき」

長野県エリアに入ると、グルメの主役は「信州そば」へとバトンタッチします。標高が高く、寒暖差の激しい長野県で育った蕎麦の実は香りが高く、SA・PAのレストランであっても専門店に引けを取らない本格的な蕎麦を味わうことができます。キリッと冷えたざる蕎麦をツルッとすすれば、清々しい信州の風を感じることができるでしょう。

そして、小腹が空いた時のテイクアウトグルメとして最強なのが「おやき」です。野沢菜や切り干し大根、きのこなどの具材を小麦粉の皮で包んで焼いた、長野を代表するファストフードです。展望テラスのベンチに座り、諏訪湖やアルプスの山々を眺めながら、熱々のおやきを片手にかじるのは、手軽でありながら最高に贅沢なリフレッシュ方法です。

安全で快適な絶景ドライブのための注意点

絶景とグルメが満載の中央道ですが、山間部を走るルートゆえに、平地の高速道路にはない特有の注意点が存在します。楽しい思い出を無事に家に持ち帰るためには、安全運転への意識が不可欠です。

特に初めて中央道を運転する方が気をつけるべき、気象条件や道路の特性に関する重要なポイントをお伝えします。

急な天候変化と霧(濃霧)への備え

標高の高い山間部を走る中央道は、山の天気のセオリー通り「天候が非常に変わりやすい」という特徴があります。さっきまで晴天で富士山が綺麗に見えていたのに、トンネルを一つ抜けたら急に土砂降りの雨になっていた、ということも決して珍しくありません。

特に注意が必要なのが「霧(濃霧)」です。早朝や夕暮れ時、あるいは雨上がりなどに急激に霧が発生し、視界が数メートル先までしか見えなくなる(ホワイトアウト状態になる)ことがあります。霧が発生したら、絶対に無理にスピードを出さず、ヘッドライトとフォグランプを点灯して自分の存在を周囲に知らせながら、慎重に運転してください。危険を感じたら、迷わず最寄りのSA・PAに避難し、天候が回復するのを待つのが鉄則です。

連続する急カーブと長い下り坂での「エンジンブレーキ」活用

中央道は地形に沿って作られているため、見通しの悪い急カーブや、数キロにわたって続く長い下り坂(長い上り坂)が非常に多い路線です。特に長野県から東京都内へ向かう上り線では、長い下り坂が連続する区間があります。

この長い下り坂で、フットブレーキ(足のブレーキ)ばかりを多用すると、「フェード現象」や「ベーパーロック現象」と呼ばれるブレーキの効きが極端に悪くなる非常に危険な状態に陥る可能性があります。長い下り坂では、必ずシフトダウンして「エンジンブレーキ(車のエンジン回転数を利用したブレーキ)」を併用しながら速度をコントロールしてください。安全に山道を下りきるためにも、SA・PAでのこまめな休憩を取り、ドライバーと車の両方を休ませることが何よりも大切です。

まとめ:中央道で心に残る絶景ドライブを

中央自動車道は、日本の象徴である富士山をはじめ、雄大な日本アルプスの山々や美しい湖など、息を呑むような絶景の連続がドライバーを迎えてくれる、非常に魅力的なルートです。

双葉SAの展望塔から望む富士山と甲府盆地の大パノラマや、諏訪湖SAの温泉に浸かりながら見下ろす湖の景色は、単なるドライブの休憩という枠を超えた、それ自体が目的となるほどの感動的な体験をもたらしてくれます。そこに美味しい「ほうとう」や「信州そば」といったご当地グルメが加われば、旅の満足度はさらに跳ね上がります。

次回の休日や連休には、ぜひカメラをしっかりと準備して、中央道での絶景ドライブに出かけてみてください。山間部特有の天候変化や長い下り坂には十分に注意しながら、安全で、そして心に深く残る素晴らしい景色とグルメを満喫する旅をお楽しみください。

↓↓↓↓↓

旅の計画は立てましたか?

絶景ドライブの後は、その土地ならではの特別な体験をしてみませんか?

アソビューなら、日本全国の幅広いアクティビティやレジャー施設を簡単に検索・予約できます。高速道路のインターチェンジから近い場所や、家族みんなで楽しめる体験も盛りだくさん!

アソビューがおすすめの理由
  • 豊富なアクティビティ: 体験ツアー、レジャー施設、日帰り温泉、観光スポットなど、あなたの好みに合った遊びがきっと見つかります。
  • 簡単予約: 行きたい場所や日付を選んで、スマホでサッと予約。待ち時間なしでスムーズに楽しめます。
  • お得な割引: アソビュー限定のクーポンや割引プランも満載!賢く旅を楽しめます。
  • 口コミで安心: 実際に体験した人たちのリアルなレビューを参考に、安心して予約できます。

高速道路を降りたら、すぐ遊びの体験へ!

「次のSA/PAに寄るついでに、何か楽しいことないかな?」
「せっかくこのエリアに来たから、思い出に残る体験がしたい!」
そんな時は、ぜひアソビューをチェックしてみてください。


※アソビューのサイトに遷移します。予約や詳細についてはアソビューサイトにてご確認ください。

\当日でもチケット購入できる/
\当日でもチケット購入できる/