【バイクツーリング】名神・北陸道の「二輪車専用駐輪場に屋根がある」雨宿りSA・PA
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バイクツーリングにおいて、最大の敵とも言えるのが「突然の雨(ゲリラ豪雨)」です。特に山間部や気候の変わり目を走る名神高速道路や北陸自動車道では、さっきまで晴れていたのにトンネルを抜けたら大雨だった、という事態が頻繁に発生します。
そんな時、カッパ(レインウェア)を着たり、荷物を防水バッグにしまったりするために絶対に知っておきたいのが「屋根付きの二輪車専用駐輪場」があるサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)です。本記事では、ライダーの避難所として機能する名神・北陸道のおすすめスポットと、雨天時のSA利用マナーについて解説します。
ツーリング中のゲリラ豪雨を乗り切るためのSA・PA選び
雨に降られた際、とりあえず最寄りのPAに駆け込んだものの、バイク用の屋根がなくてずぶ濡れになりながらカッパを着た……という経験を持つライダーは多いはずです。事前リサーチがいかに重要かを解説します。
なぜ「屋根付き駐輪場」が絶対に必要なのか
四輪車(クルマ)であれば、雨が降ってきても車内で濡れずに過ごすことができますが、バイクの場合はそうはいきません。走行中に雨粒を感じたら、本格的に濡れる前にカッパを着込む必要がありますが、雨ざらしの駐車場でヘルメットやブーツを脱ぎ着するのは至難の業です。
さらに、タンクバッグやシートバッグの中身を防水カバーで覆う作業も、屋根の下でなければ荷物が水浸しになってしまいます。焦って作業をして荷物を落としたり、バイクを倒してしまったりするリスクを防ぐためにも、雨天時は「確実に屋根がある駐輪場」を目指して走るのが鉄則となります。
ゼブラゾーンへの迷惑駐輪はトラブルの元
屋根付きの二輪車駐輪場がない、あるいは満車だからといって、SAの建物の入り口付近にある大きな屋根の下(歩行者用のゼブラゾーンや身障者用スペースの隣など)にバイクを停めるライダーが稀にいますが、これは重大なマナー違反です。
歩行者の通行を妨げるだけでなく、クレームの対象となり、ひいては「だからバイクはマナーが悪い」とライダー全体のイメージダウンに繋がります。雨天時こそ冷静にルールを守り、正規の二輪車専用駐輪場を利用してください。そのためにも、どこに屋根付きの設備があるかを頭に入れておく必要があります。
滋賀・京都エリア(名神高速)の雨宿りスポット
名神高速道路には、古くからある施設をリニューアルした際に、バイク用の立派な屋根付き駐輪場を整備したSAが複数存在します。
大津SA(上下線):琵琶湖を眺めながら天候回復を待つ
京都と滋賀の県境に位置する大津SAは、上下線ともに屋根付きの二輪車専用駐輪場が整備されています。ここは日本で最初にできたSAとしても有名ですが、施設は綺麗にリニューアルされており、快適に雨宿りができるスポットです。
大津SAの最大の魅力は、施設内から琵琶湖を一望できる点です。駐輪場の屋根の下でカッパを着た後、雨が強すぎる場合は無理に出発せず、フードコートや展望デッキのガラス越しに琵琶湖を眺めながら、雨雲レーダーを見て天候の回復を待つことができます。温かいコーヒーを飲みながらの雨宿りも、ツーリングの良い思い出になります。
EXPASA多賀(下り):入浴施設で冷えた体を温める
滋賀県にあるEXPASA多賀(下り線)も、立派な屋根付き駐輪場を備えているライダーに人気の施設です。ここが雨天時に最強の避難所となる理由は、SA内に「レストイン多賀」という日帰り入浴可能な大浴場が併設されているためです。
雨の中を走り続けて芯まで冷え切ってしまった体も、ここのお風呂に浸かれば完全にリセットすることができます。【手ぶらでOK】名神高速のコインシャワー完全ガイドでも紹介している通り、ツーリング中の冷えは疲労と判断力の低下に直結するため、濡れた体をしっかり温めてから再出発できるEXPASA多賀は、絶対に覚えておくべき防衛拠点です。
福井エリア(北陸道)への玄関口と雨対策
名神高速から分岐して北陸自動車道へ入ると、日本海側の特有の気候に直面します。「弁当忘れても傘忘れるな」と言われる北陸の天候変化に対応するための拠点を紹介します。
賤ヶ岳SA(上下線):北陸特有の天候変化に備える前線基地
滋賀県と福井県の県境手前に位置する賤ヶ岳(しずがたけ)SAは、関西方面から北陸へ向かう際の「最後の砦」とも言える重要な休憩ポイントです。ここを越えると山間部に入り、天候が急変しやすくなります。
賤ヶ岳SAには屋根付きの二輪車駐輪場があるため、北陸方面の空に怪しい雲がかかっているのを見つけたら、ここで早めにカッパを着込んでおくのがプロの判断です。「まだ降っていないから大丈夫だろう」と先へ進んでしまい、トンネルを抜けたら豪雨で停まる場所もない……という北陸道あるあるを防ぐための、極めて重要な前線基地となります。
南条SA(上下線):福井県内最大級の屋根付き駐輪場
福井県に入ってからゲリラ豪雨に見舞われた場合、迷わず目指したいのが南条(なんじょう)SAです。ここは福井県内の北陸道で最大級の規模を誇り、上下線ともに広く立派な屋根付きの二輪車駐輪場が完備されています。
施設内にはスターバックスなどのカフェや、福井名物のソースカツ丼が食べられるフードコートがあり、長時間の雨宿りになっても全く退屈しません。ヘルメットのシールドについた水滴を拭き取り、濡れたグローブの水分を取りながら、安全に走行できる状態になるまでしっかりと休憩を取りましょう。
雨天時のSA・PA活用テクニック
屋根付き駐輪場を確保したあとも、SAの施設を利用する上でのライダーならではの注意点があります。
フードコートの乾燥対策とヘルメットの扱い
雨宿りのためにフードコートやレストランに入る際、ずぶ濡れのヘルメットやカッパから水滴をポタポタと床に落としながら歩くのはマナー違反です。他のお客さんが滑って転倒する原因にもなります。
駐輪場の屋根の下で、あらかじめ持参したタオル等でヘルメットやウェアの表面の水分をしっかりと拭き取ってから施設内に入りましょう。また、トイレのジェットタオル(温風乾燥機)を使って濡れたグローブを無理やり乾かそうとする行為も、一般利用者の迷惑となるため厳禁です。
濡れた路面での駐輪場内での立ちゴケ注意
雨の日のSA・PAで最も多いバイクトラブルが、駐輪場内での「立ちゴケ」です。SAの駐車場には、進行方向を示す白いペイント(白線)や、排水溝の金属製グレーチングが多数存在します。
これらは雨で濡れると氷のように滑りやすくなります。特に荷物を満載した重いツーリングバイクで、屋根付きの駐輪スペースへ向かって小回り(Uターン)をする際、フロントタイヤが白線に乗ってスリップダウンする事故が後を絶ちません。雨のSA内は徐行を徹底し、足元に十分注意して駐車作業を行ってください。
まとめ
名神高速道路の「大津SA」や「EXPASA多賀」、北陸自動車道の「賤ヶ岳SA」や「南条SA」には、ライダーにとって命綱となる「屋根付きの二輪車専用駐輪場」がしっかりと整備されています。
ツーリングの計画を立てる際は、単に目的地までの距離だけでなく、「雨が降ったらどこに逃げ込むか」という避難拠点をルート上にいくつか設定しておくことが、安全で快適な旅の秘訣です。いざという時は温泉施設なども活用し、無理のない安全第一の雨天ライディングを心がけてください。
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